こんなに言葉が通じないものかと思うとか
オンラインで書いてた人が居たが、
実際に話なんて、悲しい程通じない事があるわけで、
またうまい具合に、通じた相手って言うのは、
しばしば寡黙なもんだ。
そして、返って来るのは、とんちんかんな
批評ともいえない批評ばかり。
その実例として、下に書いた小説について、
もう少し詳しく書こうと思う。

なぜか『何者かも知らないようだが…』
のセリフばかりに反応されてしまったが、
その小説のテーマは、本来異形の者への偏見、差別
を扱った物だった。
それは、私が小説なりなんなり、
とにかく『物語』を書こうと思いはじめた動機でもある。
ひらたく言えば、イジメですよ。それがテーマなんです。
おそらく、一部雲の上の人は
イジメなんていじめられる奴が悪いと平然と言い放つだろう
世の中そんなもんだとか、正義感なんてクソだとか、
理想論振り回すなとか。

話は飛ぶが、
私が小学校の時、すごく貧乏な兄弟がいて、
どういうわけか、凄く臭かったので、みんなに苛められていた。
その兄弟が通る度に男子がからかっていた。
その度に、お姉ちゃんらしき子がきつい目でからかう子達を
睨んでいた。
子供はそんなもんだよね。
少しでも、自分達と違うと虐める。
うちの学校には特殊学級というのがあって、
少し知恵おくれの子達がいたけど、そんな子でも平気で虐めてたよ。
この場合は、苛められる方が悪いのかな?

それは置いておくとして、
上の兄弟のお母さんが、自分の子供が苛められるのが
悲しかったんだろうね。
よく、怒鳴り込みにきたらしい。
親として、当然でしょう?
私は、このお母さん、偉いと思う。
ちゃんと子供を守ろうとしてるんだから。
そしてですね、その事を、うちのクラスの担任がなんとみんなの前で
笑い者にしたんです。
『●●(呼び捨て)の母親がねまた怒鳴りこみにきてね…』
こんな調子でおもしろおかしく話しました。
私は、その時『この人駄目だ』と思いました。
そして、教師なんてこんなもんかと思いました。
それから、こう思いました。
『これは、駄目だ。自分が、教師になろう。
そして、イジメられてる子を助けるんだ。
自分だけでも分かってあげるんだ』

教師になろうと思ったのは、その一瞬だけだったのですが、
あの小説の生まれたきっかけは、あの瞬間にあったんです。

もちろんね、そんな単純に世の中行かないと思うよ。
ある程度の妥協は必要だと思うよ。
綺麗事だけじゃ、世の中うまくいかないわさ。
何かをやるには、現実的な力も必要だと思うよ。
でもさ、みんながあきらめきっちゃって、
冷めきっちゃって、本来嘘でも理想を掲げなきゃいけない立場の人が
妙に割り切る事ばっかり覚えてさ、
そういうツケがみんな弱い所に行くんだよ? 分かってるのかな?
イラク人質なんかを庇うのも結構だけど、(古い話だが)
もっと、身近なところに問題の種ってあるんじゃないの?
『何者か』なんて、下らない言葉に反応する自体、
私から見れば終ってるんだって。
何言ってるの? もしかして、バカ? って感じなわけ。
第一、その『何者』かの彼はネタ晴れになっちゃうけど、
例えば英雄だったりするわけじゃないんだから。
あの話は、もっと…

いずれにしても、本当に会話不能だね。

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